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2015年01月27日

続・ガソリンは何に使われるか(応用)

昨日まで、私の帰宅時のデータを元に、クルマのガソリンは、
どんなこと(動力、エアコンなど)にどれくらい使われるのか
検討してきました。
http://beei.i-ra.jp/e835644.html

クルマを運転していると、ガソリンはクルマを走らせるためで、その他ついでの
エネルギーでエアコンなどが動くように感じてしまいがちですが
、これは大間違い顔09

というわけでしたね。

一方、このデータは私の帰り路なので、以下の点で普通とはちがっている
とも言えます。
 標高差200m(上り)である・・多くの人はほぼ平地ですよね。
 夜間(夜8時ころ)である・・・
   陽の照っているときもあれば、朝は車体が冷え切っているとか、いろいろありますよね。

そこで、一般的にはこのくらいかなあというグラフを作りました。
30分の街中平地走行です。


アクアは、気温が暖かで平地で、エアコンとかなければだいたい30km/hで
走れます。この点を修正。

一方、夏ガンガン日が照ると、もっとエアコンは過酷。
(詳細は省きますが、日射熱量1000W、COP3、発電効率20%で補正)
朝は冬の0℃の時のデータがあったので補正(これも詳細は略します。)

グラフのグラデュエーションは、この過酷な場合にはこんなにもなる、
という意味です。

エアコンとかは、結構ガソリン使うでしょ。
くどいようですが、それって、クルマの為じゃなくて、運転手の為に使われているのですよ。

まあ、もっとも30℃以上日射ガンガンの際にはムリせずエアコンは入れましょう。
特に渋滞中とかね。骸骨

むしろ夕方とか少し涼しくなったら、いつまでもエアコンを入れている必要ないかも
と外の気温を確かめて、窓をあけて涼む気持ち
を持つようにしましょう。
  

Posted by 省エネ快善隊 at 23:04Comments(0)雑学

2015年01月26日

続・ガソリンは何に使われるか(まとめ)

前回
http://beei.i-ra.jp/e834053.html
までのあらすじ。

夏のクルマの燃費実験
http://beei.i-ra.jp/e772964.html
などで、私のクルマで私の帰宅時にいろいろ条件を変えて、
すなわち、エアコンやヒーター、窓、ワイパー、荷物(重量)などなどの影響を
見てきました。

その中で、エアコンやヒータは影響も大きく、しかもクルマの為にあるのでなく
運転者の為の物であるから、きちんとその影響=ガソリンの使用量として
把握したいものだ
、と考えました。

そこで、これらは気温の影響を受けるので、夏以降気温の変化とともに燃費の変化を
とらえ、確認してきました。

それらを、燃費でなく、ガソリンの使用量としてグラフにしたのがこれです。


縦軸はガソリン使用量(CC)、横軸は出発時の気温です。

これは私の帰宅時の条件
距離13km、街中走行、夜間(夜8時ころ)、標高差200m(上り)です。

こうやってみると、夏に無造作にエアコンを入れると、気温25℃でも、80cc使っちゃうのか~
とわかります。無意味にガソリン使って、CO2を待機に排出するのか・・・地球温暖化すすむなあ
骸骨
ちなみに私は夜の帰りは、窓を開けて走れば暑く感じないので、エアコンは入れません。
(なお、夏の実験では、窓をあけても街中走行では影響は見られませんでした。)

最近の冬場も、寒いとはいえ30分程度のこと、ヒーターもいれないようになりました。
どうせ室内暖まるの時間かかるし。30CCも使うのか・・・と。

それと、冬のエアコンは、フロントが曇らないといれません。
曇っていない時は意味がないし、20cc位も無駄に使うことになるからです

さて、この数字、もう少し一般化してみたいと思います。
帰りが登りという特殊、夜間であることなどがあるからです。
  

Posted by 省エネ快善隊 at 22:20Comments(0)雑学

2015年01月19日

続・ガソリンは何に使われるか(エアコン)

昨日までの、「エアコンもヒータもなし」「ヒーターだけあり」
http://beei.i-ra.jp/e833781.html
につづき、さらにエアコンもグラフを重ねてみましょう。

ヒーター同様設定値は24℃です。


室内の温度を24℃に保つためには、外から侵入する熱をどんどん外に出す必要があります
ので、エアコンの使用エネルギはー、外気温が高ければ高いほど増
えていきます。
つまり、外気温が高いと、エアコンの影響で燃費は悪化していきます。

ところで原理は冷蔵庫と同じです。
http://beei.i-ra.jp/e822738.html

ここで注目したいのは、気温が低い時です。
気温が24℃以下ならエアコン仕事しないのか、というとそんなことはなく
室内の空気を吸い込み、さらに冷却をします。
冷えた分、再度ヒーターで温める。
これは、フロントグラスの曇り取りに必要な事ですよね。
だからエアコンスイッチONの時、熱媒をグルグル回すエネルギーは使い続けます。

ですから気を付けたいのは、別にフロント曇らないのに、エアコンのスイッチを
入れっぱなしにするのは、この差ぶんくらいモッタイナイ
ということです。
冷たい空気をわざわざもっと冷やして、そのぶんさらにヒーターで温めるのですから
(部屋のエアコンと違い、暖房には寄与しません)

備考)これでフロントグラスの曇りがとれるのはなぜか、もっと言うとなぜ曇るのか
の原理を知りたければ↓こちら。
http://beei.i-ra.jp/e794826.html

  

Posted by 省エネ快善隊 at 23:07Comments(0)雑学

2015年01月18日

続・ガソリンは何に使われるか(ヒーター)

昨日、気温補正をしました
http://beei.i-ra.jp/e833566.html
ので、「エアコン、ヒーターなし」と「ヒーターのみあり」を比較してみましょう。
このようになります。



ヒーターがある方が、ないほうより燃費は悪くなります。この差がヒーターがガソリンを
多く使う分
ということですね。
(車載の発電機(ダイナモ)が電気を作り、これでヒータを駆動して、熱を出している)

傾向を見ると、気温が低ければガソリンを多く使い、高ければガソリンも少ない。
気温が24℃であれば当然、加温の必要がないのでゼロに近づきます。

グラフの近似値(ばらつきのあるグラフの点に、エイッと直線を引いたもの)に
より、これをガソリン量にすると、燃費に距離(13.2km)をかけて。
例えば5℃の時には
 走行動力分 約650cc(25℃換算=バッテリー加温なし)
 ヒーター分 約33cc
となります。5%弱でしょうか。

ただ、この評価はヒーターにとっては甘め。というのは
夜間(いつも8時ころ)なので、車体が日射で暖まっている感じがあります。

以前、ちょっと調べたことがありますが、
http://beei.i-ra.jp/e766881.html
冬の朝のデータでは、5℃の際60cc位でした。
室内の空気を暖めることと、外が寒いので車から熱が逃げる分もありますが、
冷えた車体が熱を奪う分も影響が大きいのかもしれません。



 



  

Posted by 省エネ快善隊 at 21:47Comments(0)

2015年01月17日

続・ガソリンは何に使われるか(1)

http://beei.i-ra.jp/e832876.html
で、6月からの実験
http://beei.i-ra.jp/e772964.html
以降もデータを取り続けていたら、気温が下がって変化したことで、
エアコンや、ヒーター類の影響が分かってきた、と述べました。

で、全データがのった複雑怪奇なグラフをお見せしましたが、さすがに
これを一気に読み解くのは難しい・・・・

順に説明していきましょう。

今回「エアコンやヒーターの影響」を取り出したいので、その他の分かっている
要因はその影響分を補正する
必要があります。

ここでは、
気温が下がるとクルマ(特にバッテリー)を暖めるためのガソリン
 (ガソリン→電気→バッテリー用ヒーター)
ガソリン残量で車体の重量が変わり、加速に要するガソリンが変化
この2点を補正します。

エアコンや、ヒーターのない時のデータを補正してみましょう。
補正数値は、過去の実験で算出したものです。
①出発時気温1℃あたり(ただし12℃まで)  0.2161km/L  (25℃換算にする)
②燃料メーター1目盛(≒4L≒3kg)あたり  0.0982km/L  (満タン換算にする)


①の補正をすると、横軸気温なのでグラフはかなり平らになります。
②はこのグラフでは読み取れませんが、説明は省略します。

この補正有/無の差は、クルマを暖めるためのエネルギーといえます。

さらに、この補正有より、例えばエアコン使用時燃費が悪化すれば、これは
エアコンが食うエネルギーということになります。
(もちろん、エアコンやヒーター有の場合のデータも同様に補正します。)

ところで、ところで、②の3kgあたり0.0982km/Lの悪化というデータ。
もし不要な荷物をいつも10kgくらい積んでいたとします。で、年間使用ガソリン
量が1000L(走行2万kmくらい?)で、余計にかかるガソリン20L弱くらいですよ。

結構な量ですよね。(大PETボトル10本!)顔08




  

Posted by 省エネ快善隊 at 19:56Comments(0)雑学

2015年01月15日

続・ガソリンは何に使われるか。

http://beei.i-ra.jp/e772964.html
で6月以降我がクルマで、通勤時の実験を重ねました。

クルマのガソリンは何に使われるか?
そりゃあ、クルマを動かすためでしょう?というあなた。
それはあまりにモノをみてませんぞー顔09

実験では、クルマを動かす動力の他に、ヒトの為のアメニティーであるエアコンとか
荷物(重量)の多少とか、よりみちも実は燃費に影響するとか(つまり人為的なところ)
明らかにしてきました。


その後も、夏、秋、冬と細々と実験、記録は続けておりました。
で、気温の変化とともに、エアコンやヒーターの状況がより分かりましたので、
連載したいと思います。

今回採取できた実験データはこれです。
気温の変化で現れるデータなので、横軸気温、縦軸が燃費です。



複雑怪奇顔16なグラフですので、明日からひとつづつ解説していきたいと思います。

  

Posted by 省エネ快善隊 at 00:19Comments(0)雑学

2015年01月04日

抱負・目標←振返り その2

昨日まで、省エネルギーの目標の考え方を述べてきました。
http://beei.i-ra.jp/e828604.html
会社として総量でなく「エネルギー原単位」の数値目標をもつべきこと。
その為に具体的に何をして実現していくのかの目標も考えること。

これらは、どちらかというと生産や営業の現場の考え方です。

では、事務所のようなところはどうしましょう。
生産が増えた減ったといって、事務所のエネルギーは増減しませんよね。

ですから、「必要最小限」にし維持するにはどうしたら良いかを考えることにします。
(ただしもちろん、事務所の人数が減っても使うエネルギーが同じということの内容に、
工夫する「原単位」の考え方は必要です。)

さて、私の事務所は私が出かけると無人という独特な事務所ですが
(なにせひとりだから)、ともかく大半を占めるエアコンと照明について
 1エアコン 夏28℃、冬は日照のある時21℃、日照のない時19℃
 2照明 19灯あるうち、常時は2灯。トイレはもちろん使うときだけ。
      ちなみに1列3灯なので、1灯は間引いてある。
      日照の明るい時は消す。

としています。冬のエアコンの日照有無は、なにせ保温の悪いオンボロ
事務所なので、外気の影響を受けるための工夫した設定です。
このような、ルール化は必須と言えましょう。また全員が納得することが
必要です。

ちなみに、断熱が悪い問題は、かなり基礎的(?)な実験も行い、
調査、対策済みです。
http://beei.i-ra.jp/e727188.html

いずれにせよ、現場の状況に応じて、臨機応変な目標も必要ですね。




  

Posted by 省エネ快善隊 at 22:01Comments(0)動向

2015年01月03日

抱負・目標←振返り

昨年の振り返り、
http://beei.i-ra.jp/e827784.html
http://beei.i-ra.jp/e828021.html
で、事務所のエネルギー(電気)は減ったけど、外回りのガソリンも含めると
消費エネルギーは増えてっしまった。でも仕事が増えたのだからしょうがない。
なので、仕事の成果(省エネルギーコンサルティング)の比率でみると向上している。

という、あーでもない、こーでもない状態。見方によっては良くも悪くも・・・・・という
話をしてきました。
みなさんの会社も、こと省エネとなると、あーでもない、こーでもない、議論が続くこと
ありませんか。
以下、参考まで私の事務所の目標を説明しましょう。

今の国、経済産業省の考え方から言うと、一番最後に述べた、「エネルギー原単位」
の考え方が主流です。
「たくさん製品を作った(売れた)ならエネルギーは増えても良いけど、一個あたりの
エネルギーは減らしてね」ということです。

ただし、これは批判もあります。
・工場の使用エネルギーしか計算に入っていない、原料なども入れるべき。
・本来、製品の「価値」に対するエネルギーであるべき。たとえば、ハードでなく
 ソフト(ネットとか)で価値(例えば音楽)が届けられれば、エネルギーは少ない。
・生産だけでなく、使用中のエネルギーが少ない方が優れているから、トータルで
 考えるべき。
・・・・こうしたことはいずれライフサイクルのCO2という考え方などで進化していくものと
思えます。

さて、我が事務所の今年の抱負、目標。
①まずは、「エネルギー原単位」の考え方で
  昨年の数値より20%向上させます。仕事はもっと増える見込み(目標)です。
  なので客先に行く予定をうまく組むことで、ガソリンの使用量を減らす。


会社などでは、会社全体のパフォーマンスとしてこれは重要です。
特に数値目標とすることが大切。そして、それを具体的にどういうことに
力を入れて実現するか
を決めることが重要です。
(数値だけ作ってとにかく頑張るはダメです。絵に描いた餅になります。)

しかし、従業員一人ひとりにとっては、直接は関係のない数字になってしまいます。
なので、個別にブレークしていきます。例えば、①に関係して
①’ 一回の外出に対する、訪問回数を20%増やします。例えば(1.2回→1.4回)
   そのためには、予定を早めにたて、お客様にお願いし、コミュニケーションを高めます。

あるいは、クルマの運転に集中すれば
② 総合燃費を10%改善します。
  そのために、「エコドライブ」を徹底します。

事務所はどうしましょう。続きは明日。

  

Posted by 省エネ快善隊 at 21:08Comments(0)動向

2014年12月31日

今年の振返(2) 我が事務所省エネ

我が事務所は仕事がふえてガソリン消費量が増えて、増エネになって
しまった、どうしよう、歩いて仕事に行くわけにもいかないし顔15
というのが、昨日の記事でした。
http://beei.i-ra.jp/e827784.html

どーしましょう。
私の事務所の場合、活動の目的は「お客さんの省エネ」なんだから、
差し引きすればいい、ということがいえるかもしれません。

グラフにするとこうです。プラス側がエネルギー消費量、マイナス側が
省エネルギー量(お客さんでのコンサルタント実績)です。(CO2に換算して合算)


はるかにマイナスが大きいですよね。プラス(事務所消費)が見えないほど。
いーじゃん!  というわけにはいきません。パー

これはある意味あたりまえです。
そもそもマイナスだったら、その仕事をやめろ!と言われます。顔10
すくなくとも、自分が消費した100倍くらい省エネで稼がないと、ビジネスには
なりえません。
それに、エネルギーコンサルタントの場合以外には通用しませんよね。

「生産の増減に伴うエネルギーの影響をなくした指標」としては、
「エネルギー原単位」というものがあります。

定義は、工場なら
 工場で消費したエネルギー(又は輩出したCO2)/工場で生産した量
です。単位は、例えば (kgーCO2/台)ということになります。

これだと、良い商品がたくさん売れたので、エネルギーも増えた、という場合
台数2倍なら、エネルギーも2倍までなら、増加とはなりません。
また、この数値に正解や合格ラインはありません。製品によって使用するエネルギー量が
違うからです。ただ、継続的に改善しようとすることが重要です。

そこで、私の事務所で
 お客様での省エネ実績量(kg-CO2)/事務所の使用エネルギー量(kg-CO2)
をグラフにしてみると、このようになります。


劇的に向上しています(小さい方がより良い)が、これはある意味当たり前。
昨年は仕事を始めたばかりでしたから。

でも、メンツはたったかな?顔02

  

Posted by 省エネ快善隊 at 19:48Comments(0)動向

2014年12月30日

今年の振返(1) 我が事務所省エネ

年末らしく振り返りをしたいと思います。

エネルギー、特に「省エネ名参謀」などと、省エネのプロ(コンサルティング)
を名乗っているからには、自分の事務所の省エネには気をくばっておりますし、
努力も払っていますし、「見える化」などの技術も駆使しております。例えば・・・
http://beei.i-ra.jp/e727188.html
で数々の取り組みがご覧になれます。
(今年の総目次は少々お待ちを)

さて、我が事務所で使うエネルギーといえば、電気です。
オール電化です。なんちゃって、LPガスを買ってないだけ。
(別にオール電化がいいとおもっているわけではないです)

その10-12月の第4四半期の使用量および対昨年比較です。

すごい!約25%の削減。スバラシイ!!

しかし考えてみれば、仕事を始めたばかりの昨年に比べ、今年は出歩く機会も
多く、留守も多いですからね、当然です。

ということは、事務所のエネルギー(電気)だけ見ていてはだめで、事務所全体の
活動のエネルギーとして、クルマのガソリン使用量も見る必要があります。

ぜんぜんダメじゃん!! 70%も増えている。
(なお、これは給油量なので正確さには欠きます。)

電気は減って、ガソリンが増えた。総合してどうなんでしょう??
電気とガソリンでは単位が全く違いますから、足し算できません。
(差引45%??というわけにはいかない。)

ここでは、CO2排出量を使いましょう。
地球温暖化の原因になっているアレです。エネルギー毎の
「係数」が決まっていますので、それを書けるとkg-CO2という
単位に統一できるので、足し算してみましょう。


あれーーーー!今年のほうが40%も多い!!困るじゃん!!!
いやー、そうは言っても仕事が増えて走行距離も伸びたもんで、
いいじゃないの~。
だめヨー!ダメ!ダメ  あんたプロなんだから、来年はがんばって
昨年並みにしなさい!!顔09

そんなこと言われても....
みなさんならどうしますか?
  

Posted by 省エネ快善隊 at 18:14Comments(0)動向